ハイサイ!島んちゅガイドのしゅーと隊長やいびん!
石垣島の宮良川マングローブを解説していきましょうね~
八重山諸島の中心とも言える「石垣島」
リゾート地として海が人気の一方で、亜熱帯気候特有のマングローブ林で体験できるアドベンチャーツアーも人気を誇ります。
そこで石垣島の南東に位置し1番長い河川「宮良川」を主体に
マングローブならではな不思議をご紹介していきます!
石垣島人気観光スポット「宮良川」
宮良川とは、石垣島最大の河川流域を誇る二級河川。
全長は約12㎞で、県内ではなんと最高峰の於茂登岳が源流となる超長い川なんです。
源流付近には底原ダムと真栄里ダムがあり、下流には1972年に「宮良川のヒルギ林」として国の天然記念物に指定されたマングローブ湿地があります!
河口の汽水域には様々な生物が生息しており、天然記念物のアカショウビンや様々な生き物に出会える場所となっております。
隊長も小さい頃から宮良川ではよく遊んでたさ~
当時の遊び相手は人間じゃなくて生き物でした(笑)
今も変わらないだろーっていわんでね~!
宮良川へのアクセス方法
空港から約10分、市街地から約15分程度の距離でアクセスが非常に良好な観光スポット宮良川。
そんな宮良川には空港と市街地をつなぐ橋「宮良橋」があります。
宮良橋には駐車場があり、階段から降りることができるので誰でも簡単にマングローブを観察することができます。
●駐車場:あり車やバイク、自転車などがおすすめ
(車3台分の駐車スペース有)
○周辺設備:無し
(自動販売機、水道、お手洗いなどはありません)
●所在地:沖縄県石垣市宮良 国道 390 号線
○路線バスでのアクセス:良好
(宮良橋バス停)
沢山の生き物に出会える宮良川ヒルギ林(マングローブ)
手軽に干潟散策できるからまーるおすすめさ~!
水道やお手洗いなど設備はないからバスやレンタカーの方は
きーちけてください(^▽^)/
(気を付けて)
そもそもマングローブって何?
マングローブとは、熱帯・亜熱帯地域の汽水域(淡水と海水のまじりあう場所)にて生育する植物の総称なんです!
よく、植物そのものが「マングローブ」という名前がついてると勘違いされがちですが、そうではありません。
超簡単に言うと「汽水のジャングル」だと思ってもらえればと良いと思います。
島んちゅでも勘違いしがちわけよー!
実は学校でも習ってるはずだよ!
マングローブを構成する植物たち
先ほどもお伝えした通り、マングローブとは植物の名前ではありません。
汽水に生息する植物の総称がマングローブ、つまりはマングローブに生息する植物にもちゃんと名前があります!
そんなマングローブを構成する植物は世界に70~100種類あると言われており、日本にはわずか7種類しか確認されておりません。
さすがの隊長でも、大人になるまではこんなにたくさんの植物からなるとは知らなかったなぁ・・・
宮良川マングローブで見られる植物たち
石垣島の宮良川マングローブを構成する植物たちはなんと3種類!
個性豊かでマングローブならではな植物たちを紹介していきます♪
3つの種類からマングローブを構成してるさ~
ん、三つマングローブ?、、、ゴホッ、、、ヴ、、、ゲホ、、、
お、オヤジ見たいな事言わないでおきましょうね(笑)
ヤエヤマヒルギ
宮良川では一番多く群生していると思われる種類。
タコ足状に根っこを張り、木が倒れないように支えている柱に見えることから支柱根とも呼ばれる根が特徴的。
マングローブといえばこの木を想像する方も多いんじゃないでしょうか。
別名:オオバヒルギ
オヒルギ
宮良川ではヤエヤマヒルギと同じ規模で生息している種類。
人の膝のように曲がった根を地面に広げ、その姿から膝根(しっこん)等と名前が付いた。この根で木が倒れるのを防ぐ。
赤い愕がまるでタコサンウィンナーのようで子供にも人気があります。
宮良川では一番数が少ない種類。
ヒルギ科目の植物の中では、寒さに強い方で沖縄本島には本種がたくさん生息しています。
種(果実)が沖縄の※コウガイに似ていることからリュウキュウコウガイと呼ばれることもあります。
※コウガイとは沖縄方言でかんざしのこと!
写真は上手く地面に刺さる事ができたオヒルギの種子。
ガクの中で発芽して成長した棒状の種子です。
幻想的な景色を映し出すマングローブ林はガジュマルやクロヨナ、オオハマボウといったヒルギ以外の植物もたくさん生息しております。
宮良川マングローブに住む生き物たち
個性豊かな植物が作り出すマングローブは、生息する生き物たちも個性豊かなんです。
宮良川で出合える可能性の高い生き物たちをご紹介していきます♪
1 トントンミー
マングローブの干潟では一番人気のトントンミー
和名:「ミナミトビハゼ」
ぴょんぴょん飛び跳ねる姿からトントンミーと可愛い愛称がつけられており、沖縄の子供たちから大人気。
泳ぐのが苦手で岩やヒルギにくっつき水面から顔を出している姿がよく見られる。
2 シオマネキ
オスのシオマネキは片方のハサミが大きく、ぴょんと飛び出た目玉が特徴的。
宮良川では、オキナワハクセンシオマネキやベニシオマネキ、ヒメシオマネキ等、計5種類のシオマネキが生息しております。
3 サギ
宮良川では常にみられるのがサギですが、ダイサギやムラサキサギなどを含め10種類以上のサギと出会えます。
中でも画像のクロツラヘラサギは絶滅危惧種に指定されており宮良川でも稀に見る事ができます。
4 オカヤドカリ
沖縄の浜辺で簡単に出会えるオカヤドカリはマングローブの干潟にも生息しております。
拳よりも大きいヤドカリにも出会えますがその正体はなんと天然記念物。
本当に天然記念物なのか疑ってしまうほどかなりの個体数が生息しております。
ムラサキオカヤドカリやオオナキオカヤドカリ等、計5種のオカヤドカリが確認されております。
方言名:あーまん
5 マングローブジャック
体調60㎝オーバーにもなる魚。
フィッシングでも人気のおさかなですが味も美味。
焼き魚や煮つけがとっても美味しい。
※シガテラ毒に要注意
和名:ゴマフエダイ
方言:カーシビー
その他には天然記念物のアカショウビンやカンムリワシ、リュウキュウメジロ等の野鳥に、こはだの群れやミジュン(ニシン)の群れにフィッシングで人気なカスミアジ等、まだまだ紹介しきれないほどの生き物たちが見られます!
宮良川に生息する生き物中ではノコギリガザミが群を抜いて絶品!その他にはモクズガニ等の大きい蟹さんにも出会えるかも♪
宮良川マングローブで楽しめるアクティビティ3選!
宮良川のヒルギ林・マングローブは観光名所として有名ですが、エコツアーを題材に様々なアクティビティ体験が開催されております。
その中でも人気なツアーをまとめてみましたので石垣島への旅行を検討されている方は是非、参考にしてください♪
宮良川マングローブカヤック・カヌー体験
安定感のあるカヤックでマングローブの中を漕ぎながら進んでいくアドベンチャーツアー!
亜熱帯ならではの景色が広がる美しい秘境を探検!
背もたれ付なので老若男女問わず参加可能。
ひかりオーシャンズのツアーは島んちゅガイドがご案内いたします。
干潟散策付きの貸切ツアーも開催中!
サンセット&ナイトマングローブカヤック体験
煌びやかな夕陽をカヤックで波に揺られながら鑑賞しましょう♪
日が落ちてきたら、満天の星空をマングローブ林の中から眺めながらどきどきナイトクルージング!
忘れられない思い出になる事間違いなしです♪
マングローブの上を水上散歩!SUP体験
マングローブSUPが近年人気を集めております!
水の上をまるで歩いてるかのような、自然をより近くに感じることができるアドベンチャーツアーもかなりおすすめ!ぜひ体験いてみてください♪
まとめ
宮良川のご紹介をしてきましたがいかがでしたでしょうか。
誰でも簡単に干潟散策ができ、亜熱帯雨林の自然を身近に感じられる宮良川。
ご旅行の際は是非足を運んでみてください!
マングローブもいいけど隊長にも会いに来てね!
あとからや~!
次の記事はマングローブを遊ぶときに最適な服装を紹介していきます。
次回もお楽しみに~
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